タカオニイ(@takaoniey)です。
今回は時間とお金に対する価値観についてのお話です。
時間とお金に対する価値観の多様性
あなたにもきっと「この人とは時間やお金に対する価値観がまるで合わない」という人が少なくとも1人くらいはいると思います。ぼくにもいます。特に会社勤めをしている人には多いのではないでしょうか。
以前の部署の上司がまさにこれでしたね。今でもはっきりと覚えていますよ。
以前の部署は別の会社から買収したばかりで、本部の人間が1人もいないということでぼくが代表でそちらに出向しました。買収された会社の人間は全員残っており、ぼくが1番若かったけど、それでも離れていて8歳とかでしたのですぐに打ち解けました。
ここまではいいんです。問題はこのあと。
まずかなりの激務で人員がまるで足りない部署でした。そのため、ある程度の残業は仕方ないかなと思って仕事に取り組んでいました。(今ではこれもおかしいだろと思いますが)あの頃はまだ若かったので残業することは必要だし、そういうものだと思っていました。
平日は毎日朝9時から23時くらいまで働いていて、遅い時は深夜2時過ぎとかまで仕事していた時とかもありましたね。
基本的に朝はそれほど忙しくなくて、夕方から夜にかけて忙しくなる職場でした。
なのである日、「残業多くてこのままだときついです」的なことを上司の前で言いました。
そして「仕事が定時なんかではどうしても終わらないのはもうわかっていることなので、早番と遅番でシフトを組んで仕事を分散しませんか?それで間違いなく残業減らせますよ」と申し出てみました。
それぞれの負担を減らせる方策を打診してみたらびっくりの回答が返ってきたました。それがこれ。
「早く帰ってどうするの?残業してお金もらった方がいいじゃん。」
マジかよ!?
「ああ、この人は時間よりお金の方が大事なんだな。ぼくとは根本的に考え方が違うんだ。」と思いました。
上長がこの方針なので結局早番、遅番は採用されずじまいでした。
ただこの上長がめちゃくちゃいい人なんですよね。だからこれ以上のことは言えなかったし、反発もしなかった。でもただ時間と体力だけが浪費されていく感じを抱きつつ、そのまま数年働きました。
昭和50年代以前の世代はこういう人が多そう。効率よく働いて、プライベートも確保するとかっていう考え方はしないんです。
あんまり好きな言葉じゃないけど、世代の違いが大きいなと。働いてきた時代背景がそうさせるのかな。
これでは今の若い世代との考え方の乖離は進む一方ですね。
お金は大事だけど、お金あれば時間はいらないの?
お金は大事。これは当然だと思う。
でも時間をあれほどまで代償にして欲しいものかなと思います。ぼくはそうは思わないですね。
ぼくは仕事が終わってからやりたいことをやるため、仕方なく睡眠時間を削っていました。そのため慢性睡眠不足に陥っていましたね。だいたい2〜3時間睡眠とか。短い時はもっととってなかった。
若いからもちましたが、もうきついですね。
他の人はというと仕事終わったら帰って寝るだけだったでしょう。
寝て起きたらまた仕事。ただただこれの繰り返し。

そんなんで人生楽しいのかと思いませんか?
この記事を読んでいるあなた。特に若いあなたに伝えたい。
残業ありきの仕事っていうのはそもそもおかしいのですよ。
うちの会社は「水曜はノー残業デー」とか謳っている会社にいませんか?
ノー残業デーというと聞こえはいいけど、言葉の響きに騙されてはいけない。
それってつまり水曜以外は残業してねって言っているのと同じでしょう。そうじゃないですか?
お金は大事ですけど、結局たかがお金です。人生のかけがえのない時間を無駄に消耗してまで求めるものではないというのがぼくの考え。
お金はなくなってもまた稼ぐことができますが、時間は今その時しかないのですから。特に若い人には時間を大事にしてもらいたい。若いうちにたくさんのことを経験した方が絶対いい。
趣味もなく仕事だけしかしてこなかった人は、老後何をするのでしょうね。
お金があっても何もやりたいことのない老後なんてまっぴらごめんだねと思う今日この頃です。